すべてのダイナモ使いに勇気を

栄光と凋落をその身に引き受け、今や「塗れぬ!殺れぬ!顧みられぬ!」という三重苦に苛まれるダイナモローラー。 前作では圧倒的な塗り面積と長大な射程距離を備えるモンスター級のブキとして鳴らしていたのだが、度重なる下方修正と今作の調整がトドメとな…

スプラトゥーン2はマニューバーを基準として調整されている、と考えるとしっくりくる。

発売から一週間経ち、評価が固まってきた感もあるスプラトゥーン2。 わずか一週間の間にブキ追加2種、第一回フェスの発表、そしてバランス調整が早くも入るなど、イカ研究所の気合も感じられる本作。 個人的に驚きだったのは、「なぜこういうバランス調整を…

自分の遺伝子を変化させて、理想の人生を手に入れる

・・・などという話は、センスオブワンダーにインセインをひとしずく加えたようなもので、「お前はいったい何を言っているんだ」と思われるかもしれない。 でも、「遺伝子は変わらない」というのは一面では正しいけど、完全にその通りというわけではなくなって…

武将の「名前」で楽しむ三国志 -主人公の蜀-

無双したりカードゲームになったり女体化したりと忙しい三国志の武将たち。 「文醜」とかものすごいイカツイ名前でも美少女になったりするから面白い。 もうすっかり「そういう名前のもの」として、記号として受け入れられている感がある。まぁそれについて…

エクスカリバーは本当に、本当にすごいんだという話

先日、「刀の鞘職人」に会った。 刀の鞘を作る職人。ちゃんと実在する。 考えてみれば当たり前だ。刀鍛冶がいて、研ぎ師がいて、それで刀が出来上がるわけじゃない。鍔職人もいるだろうし、目釘を作る人も多分いるだろう。刀身本体は長持ちしたとしても、そ…

「的を射る」はあんまり「的を得て」いないんじゃないかと思う

「的を得る」と発言したら、光の速さで「的は射るもので、得るものではない」というコメントがキミに届く。 「的を得る」の誤用を正すのはお手軽なマウンティング方法になっているからかもしれない。気軽に「奴は無知だぜ」と宣言することができるからかも。…

メルカリには夢がない

もちろん、比喩ではなく、メルカリには夢が売っていないというそのままの意味で。 今朝がたこんな夢を見た。 悪い夢の話をこんなにも詳細に書こうと思ったのは、「悪い夢は人に話せ。いい夢は話すな」と言うし、実際誰かに話した方が気が楽になるから。また…

英語の発音や、日本語の滑舌に悩むその前に

自分がどのくらい口を開けているか、鏡の中の人物に問いかけてみましょう。 あぁ自分は滑舌が悪いなぁだとか、「いい声」がほしいなぁだとか、英語の発音が苦手だなぁと思っている人(8割以上の人がそうでしょう!)がまず最初にすべきは、外郎売りでも朗読…

話したいことの1割も話せていない人は、「小説のように話しているから」かもしれない

話したいことを上手く伝えられない。 最高におもしろい体験なのに、言葉にすると全くつまらない。 伝えたいことの1割も語れていない。 どうにかしておもしろさを伝えようといろいろ表現を工夫してみるけれど、やっぱりつまらない。相手のしらける顔に、ある…

頭を良くするための小説の読み方

頭のいい人は小説を読まない。 仕事ができる人は小説にうつつを抜かしたりなんかしない。 そんなイメージは漠然と、ありますね。ネットなんかで話題になる「あたまがよくなる本」はたいてい哲学書、学術書、ビジネス自己啓発…そこに小説が入る余地がないよう…

千利休の役割と朝鮮出兵 それと、秀吉が好きになってきたこと

千利休とは何者で、何をして、なぜ処刑され、なぜそのあと秀吉が「暴走」したのか。 千利休といえば安土桃山時代を語るに絶対に外せない人物だ。というかそもそも「桃山」である伏見城のしつらえは利休好みに作られたので、彼こそが桃山文化とも言える。 し…

「同居人の大事なものを捨てる人」の気持ち

電車の模型、収集品、思い出の品などなど、こういった大事なものを同居人に買って捨てられてしまった、という話はどこかで見聞きしたことがあろうと思う。おそらく最も有名なのは、「鉄道模型を捨ててから、夫の様子がおかしい」かな。旦那さんの大事にして…

物事に反応するその前に、「紳士淑女の3秒間」を

以前、「紳士の作法の心得」として、「異様な物音がしても、3秒間は振り返られるな。3秒以内に振り返ったところで、もう遅い。ゆうゆうとされよ」というものがあった。 (作法心得第5章16節より。いささか古いがとても面白いので、紳士淑女を目指したい諸…

戦闘中にその場でリスポーンする不死者の戦い マンガ「亜人」を読んで

マンガ「亜人」をコミックス8巻まで読んだ。 以前4巻まで読んでいたのだが、この度一気に読んできた。闇を包帯で巻き包んだような「黒い幽霊(ゴースト)」が印象的な表紙に「これは期待できそうだ!」と惹かれたのが発端。期待通り、とても面白い作品だった…

365日と20日、スプラトゥーンにハマり続けて

昨年の5月28日に発売して以降、大きく人気を博しているゲーム「スプラトゥーン」。 書くのも今更かな、と思ったりもしたけど、7月7日にWiiUのスプラトゥーンセットとゲームの登場キャラクター・シオカラーズのアミーボが発売されたり、サントラ第二弾が出た…

泳ぎながら瞑想を

ここ2週間、毎日水泳に行っている。 以前から水泳には行っていたんだけど、思うところがあって平日は毎日やってみようと思い立ったというわけさ。…まぁ、その、健康のためにな!具体的にはダイエットな!あぁ!俺はダイエットをしている!今まさにな! 職場…

生活の中心にシナジーを置いてみる

ゲーム「世界樹の迷宮」シリーズが好きだ。 ギルドを作り、好みのパーティを結成し、地図を作り上げ、迷宮を踏破する。 極めて危険なダンジョンばかりだけど、「最低限、回復手段さえあれば後はどんなパーティでも工夫次第でなんとかなる」という、とてもい…

罪悪感に火をつけて

やりたいけど、やれない。 ずっと思っているけど、まだ手を付けてない。 毎日決心をしているのに、「その時」は未だやってこない。 そんな日常から脱出を図るも、その「脱出を図る」という行動がそのまま「やれない」ループにハマるという、まさに俺たちの人…

コンボイ司令官に教えてもらった、日米の「力」の違い

日本人は、もしかすると、「本能主義」が強いのかなと、思っている。 闘争本能だとか、野生の勘だとか、厳しいトレーニングを積んだ体が勝手に反応する、みたいな話はいろんな媒体で目にする。スポーツ中継でも「最後は気持ちでしょうねぇ」という解説があっ…