ドリルを駆使してすぐ完成 ~ トラベラーズノートのリフィルを作る ~
ものすごく…久しぶりに更新するわけだけれども…!
ちょっと何か緊張するよね…!
blogを更新していない間に、ルシェットを作ったりヴァイキングウィービングに手を出したり職場内外に「奴が編み物を始めたらしいぜ…」と周知されたり木工系の学芸員さんと知り合って編み物の道に誘い込んだりちょっとこれさすがに痩せないとまずいんじゃないのか…と危機感に目覚めてプールに通い始めたり結局まだノールビンドニングのセーターが完成してねぇ!とか、様々なことがあったんだけれど。
もう何か、いろいろ溜まってるから全部書くのは無理だな!
と、後ろのほうに前向きな姿勢で、これからまた再開したいなーと。
それでちょうど今日は7月1日、2018年も後半に入ったところだし、心機一転手帳のリフィルを作ってみた。
…去年のブログなのに文章がやたらくどい!恥ずかしい!
このトラベラーズノートは、革で小冊子を挟んだだけというとてつもなくシンプルな構造をしているんだけど、それ故に拡張性が高いのが特徴で、いろんなに人がいろんなカスタマイズを施している。
で、手帳というのは、財布と同じく「本当に自分に合ったもの」を見つけるのが存外難しい!
「ここもうちょっとこうだったらなぁ…」があらゆるところに表出する、なかなか完璧な一冊を決められないのが手帳というジャンルなのだろう。手帳難民なんて言葉もあるからな…!
そしてそれはこのトラベラーズノートのリフィル(手帳の中身)も例外ではなく、公式で市販されているものはどうにも、こう、なにか、足りない!
というか、俺の中でトラベラーズノート「自由に使っていいのよ…」と耳もとにささやきかける女神のノートなので、トラベラーズカンパニー公式の「ある程度方が決まっている週間リフィル」はどうも、こう、何か違うような、気がした。
それにちょっと…高いしな!
ははは。
そうなると当然のように、脳の中でマリーが「気に入らないなら自分で作ればいいじゃない…」などと言い始めるわけで。
トラベラーズノートのリフィルを作ってみたぞ!
トラベラーズノートのリフィルは冊子状なので、1ページごとに印刷すればいいわけではないのがちょっと大変。
しかしMicrosoftのWordと、両面印刷できるプリンターがあれば(比較的)簡単に冊子印刷ができる!
トラベラーズノートのリフィルは、A4の紙を半分に折って、折口から11cmのところで切れば公式で出ているものと同じサイズになるので、余白を大きくとっておけばあとは二つ折りして余白を切り落とせばオッケー。
Wordで印刷するときは「両面印刷」の「短辺で綴じる」を選択すればうまくいくよ。
で、問題になるのが「冊子をどうやって綴じればいいのか」。
一応、こういう冊子綴じのためのホッチキスも売っているんだけど(100均に売ってる)…これだと10枚以上紙を重ねると綴じることが難しいし、パワーがかなり必要だし、綴じたとしてもちょっと不安になる強度だしということで、あんまりお勧めはしない。実際俺も使ってみたけど、うーん、という感じ。
それで、どうやって冊子を綴じようかなぁと悩んでいたところ、
「もう適当に穴開けて強引に針と糸で綴じつけてしまえばいいじゃない…」
とまたも脳内にテキトーな声が響いてきた。
確かに考えてみれば、穴をあけることは俺の最も得意とするところ。道具もそろっている。
さらに、編み物を始めたので針も糸もある。
こ、これは…!
とりあえず適当に穴開ける場所を決めて…
男の武器・ミニルーターで…
…インパクトドライバーのほうが「オトコ感」は増すんだけど、インパクトドライバーという圧倒的なパワーが無双しすぎて紙がズレるというデメリットがあるので、ミニルーターさんにお願いしたというわけだよ。
というかね、これは別に冊子制作に限らないんだけど、
「穴を開ける工具」は一家に一台必須
だと思うんだよね…!
穴を開けられたら、大抵のものはどうにでも作れてしまえるわけですよ!
た、たぶん。
だからとりあえず充電ドライバーとか、ミニルーターとかを買ってみると世界は広がると思う。「男の武器」とか言ってるけど、むしろ女性にこそ電動工具は必要なんじゃないか。いや本当に。発想次第で何でもできるよ!ほんとうだよ!
いろいろブランドはあるけど、とりあえずホームセンター独自ブランドの比較的値段が安い奴で十分すぎるほどなので、これは本当にお勧めするよ。
インパクトドライバーとか振動ドリルとかなら、仮にゾンビが襲撃してきてもドリル一本で立ち向かえるという確信が安心となって夜もぐっすり眠ることができる。
ゾンビはいつ襲撃してくるかわからないからな…!備えは必要だぜ…!
さて、無事に穴を開けたら、次は針と糸の出番。
とじ針を使えばケガしなくてすむ。
というか「とじ針」って、「綴じ針」だからまさに用途に沿っているのよね。
冊子の綴じ方ってめっちゃおしゃれなやり方がたくさんあるから、そういうところにこだわってみてもいいかもしれないね!
綴じ終わったら、きっちりと二つ折りにして最後の工程。
余分な部分を切り落とす!
折ったところから11cmのところで切っていく。
あまり力を入れないように、カッターを滑らせるように何度も優しく定規をなぞる感じで。
最後にカッターで切り落とす理由は、小口がきれいにそろうから。
最初に紙を切っちゃうと、綴じて折ったときに真ん中が膨らんじゃうからね。
首尾よく切れたら完成…
…まぁ、大体こうなるよな!
余白はかなり大きくとっておいたほうがいいよ…!
自分でリフィルを作る利点として、「手帳に書いていてほしい情報を自分で選べる」ってのがあるね。
「外郎売」が書いてある手帳リフィルなんてどこにも売ってない。
毎日音読するので、「外郎売」は手帳にあってほしいのだ。
この辺、手帳に何を書いておきたいか考えるのわくわくするよね。
と、いうわけで、トラベラーズノートのリフィルは完成!
外観は普通だけど、中にはこだわりが詰まっている。
そんな面倒くさい人間になりたい。
…かなぁ!?