迷ったらとりあえずヴァイキング的に解決する
今月もpresseさんで行われているニットカフェに行ってきたよ!
1月28日の日曜日に。作りかけのセーターをもって。
今回も楽しかった。というか密度が高かった。
…しかし大丈夫だろうか。
ニットカフェといいつつ何か、こう、大変マニアックな講習の場と化してきている気がするんだけども。これは講習料が必要なレベルなんじゃないかという気持ちと、マニアックなことをやり続けていいのだろうかという気持ちが。沸き起こるわけだよ。
ここぞとばかりに「あれはどーなんですかこーなんですか」と聞きまくってしまっているからね!
今回は、
- ノールビンドニングのセーターづくりについてアドバイスがほしい
- スミグマスクヴィルクニングという必殺技を体得したい
- ループブレイディングという必殺技も会得したい
- お茶がおいしい
- サルミアッキ買ってくるの忘れた
という大変充実したニットカフェに(俺の中で)なった。
…お正月に松の木フレーバーのフィンランドのリキュールを飲んで以来、何か俺の中で味覚が変わった気がする…!
身体が松を求めるというのか…!
スミグマスクヴィルクニングとループブレイディングという二種の必殺技については大変長い話になりそうなので、また後日ブログを書こうと思う。
ループブレイディングは、要するに紐編みの技法。北欧ではこれで編んだ紐で羊の足を縛り、毛を刈りまくるらしいぞ!
こういう感じの紐を編むのがループブレイディング。フィンガーループブレイディングともいわれるらしいよ。
…俺が未熟故に、まさに竜頭蛇尾な出来上がりになっているが!かっこよさのほどは伝わると思う。
フィンガー(指)ループ(輪)ブレイディング(紐編み)という名前の通りに、指に糸の輪をひっかけて次々と編んでいくやりかた。
途中で間違って指から輪が外れても、ちゃんとそれなりの柄になる。というかこの写真は普通に失敗してるしな!本来こういう柄ではなく、もうちょっと整った美しい柄になるんだよ!
ループブレイディングはまた今度紹介するとして、まずは、第一の必殺技たるノールビンドニングである。
というかね!
そう!
嬉しい話があるわけだよ!
去年の年末にノリと勢い(の割に音量が小さいが)でYoutubeにアップしたノールビンドンングのチュートリアル動画が…意外と見られている!
まさかの再生200超え。
中にはこれからノールビンドニングを始めようとするお嬢さんまで見ているという。オッサンの動画で大変申し訳ないのだが。すまぬ、すまぬ…!
あの動画で作り目について理解できたーという話を聞くと素直にうれしいね。
リストバンドまで作れれば、テキストの内容が格段に理解できるようになると思う。ハートのモチーフも作ることができるぞ!俺はまだ作ってないんだけど!
そして、ある程度できるようになれば後はもう、お姉さんという女神の数々の動画で自学できるはずなので、さらなる扉を開いていっていただきたい。理解できるようになると楽しいからね!
それともう一つ、Twitterでフォローさせていただいているノールビンダー(っていうのだろうか?)の方が、なんとリアルで別のノールビンダーの方とお会いしたという話を聞いたよ!
日本にいったいどのくらいのノールビンダーが生息しているのかは定かではないけれども…決して多くはない中で、リアルに遭遇できるというのは素晴らしいことと思う。
静かに広めていきたいよね…!
いや静かじゃなくてもいいんだけど。
それで、ノールビンドニングのセーター。
これが問題なわけだよ。
一応出来上がった袖と、明らかに大き過ぎてちょっとこれは失敗なんじゃないかと思われる胴体部分の作りかけをもって、行ってまいりまして。
すでに作った萌袖部分でゲージをとったらいいんんじゃないか、などのアドバイスを皆さんにいただいた後に、北村先生にも見てもらった。
俺 「それで、これ、どうしたらいいでしょう?」
先生「身頃部分はがっつり縮むからへーきへーき」
俺 「それだけ!?」
先生「大丈夫ですよ、適当に」
な、なんという…。
これは…何か…初心に還った感じが…!
人間、こなれてくると「これはこうあるべき」みたいな思考に陥りがちになるが…
これはノールビンドニングだったことを俺はすっかり忘れていたようだ。
ヴァイキング的な適当さを忘れて、俺は小細工に走ってしまったようだな…!
それを先生は見抜いていたというのか…!
と、家に帰ってものすごい納得してたら、後で先生から詳細なアドバイスをもらえました。
前回の記事のコメント欄にて。
萌袖を一度吊るして伸ばしてから、目数を数えて大きさの目安にするとよい、とのこと!
ヴァイキング的適当さを忘れずに、先達の知恵を生かしてやっていくのがノールビンドニングなのかもしれないな!
そういうわけで、今ものすごい吊っているところ。
しかし袖は小さめに作ってしまったので、もし小さすぎるようであれば再度作り直してもいいかもしれない。あるいは、セーターに合わせて俺の体を縮めるかだな…。縮めないとな…。
課題は多いが…来月にはセーターを完成させたいと思っているよ!