ノールビンドニング - セーターを作る -
この寒い日々の中、まさに俺の仕事はそのピークを迎えようとしているのだけれども。
俺は木材業界の人間なので、ちょうどこの時期が繁忙期の一つ。
4月に新生活を送る人たちのための家具製作がこれから始まるからね。
まぁ…大体海外製だけど!
中には国産品もあるわけですよ。学習机とか。お高いのはね…!
つまり何が言いたいのかというと…
あんま編み物できてない!
そう!
1月1日の時点では…数週間でノールビンドニングのセーターを華麗に仕上げるという確かな予定があったものの…できてない!
袖はできたんだよ。紆余曲折の末に。
小さすぎたから、途中で一回ぶった切って、
で、ちょっと大きく作るというようなことをやりながら。
失敗したら切っちゃえる編み物っていいね!実に俺に向いていると思う!
そして…
可愛いかんじの袖は完成した!
どうだろう。
とてもむくつけきヒゲ男の作品とは思われないこの感じは。
専門用語でいう萌え袖が。
この写真をとる際に、スマホを三脚で固定し、鼻でシャッターボタンを押したという、とても萌えない背景があったわけだけれども。舌で押そうか迷ったけど。さすがに舌はないだろうと。すまん。タイマー設定使えって話だよね。
袖の次はいよいよ身頃(胴体部分)ということになるんだけど、
これがなかなか、遅々として進まない。
…まぁ俺のサイズだからな…。
今日、1月24日現在でこの段階。
これは…。
んー、可能なら今週末のいつものニットカフェで、ある程度出来上がったものを持っていきたかったところなんだけど…。
何とか間に…
間に合…
無理だなこれ!
一応、最高の速度で夜を徹して行えば何とかなりそうな雰囲気はあるものの、以前北村先生が言ってた「セーターづくりのコツはゆっくり編むこと」に反することになるし、多分、こう、あれだ、俺が急いでやったとしても、致命的な落とし穴にハマるだけの結果になるだろうという確信があるので…できるところまで作って持っていってアドバイスをもらおうということに俺の脳の中が全会一致したというわけだよ。というかすでに身頃が大き過ぎるしな。
まぁ、とにかく、無理はよくない(言い訳)。
そして、ここまでセーターを編んできたところで、いくつかわかったことがある。
やはりセーターを編んでみて正解だったよ。困難は人を上へ引き上げてくれる!
つまり…
- ダーラナステッチは意外と面倒
- マメンステッチすげぇ楽
- 二つ一組のもの(袖とか靴下とか手袋とか)を作るときは、同時に作っていく方がいい
- 自分の体のサイズくらいは把握しておけ
というようなことに気がついた!
…サイズのあたりは基本としても!
小物を縫ってる時はあんまり気づかなかったんだけど、大物を作るとステッチごとの作業の早さが明確になってくるね。
ダーラナステッチ、めっちゃ遅い!
マメンステッチ超早い!サラマンダーより速い!
や、ダーラナステッチの縫い目は大好きだし、これからも俺はダーラナステッチ推しで行くことに違いはないんだけど!
これほどの差があるとは思わなかったぜ…!
ダーラナステッチ(オスロステッチとかも)は、一段目が結構ややこしくて、いきなりダーラナで編もうとすると二段目でどこを拾ったらいいのか戸惑うので、ガイドとして最初にマメンで一段縫ってからダーラナステッチに以降するんだけど、もう速度が全然違ったもんね。やー、実感しました。ダーラナステッチがメジャーなステッチではない理由がわかる気がする。素敵だけど、ちょっと大変。仕方ないね。
それと、今回痛感したのが「同じ目数でも、作る日によって意外と大きさが違う」という点。今回、袖は一本ずつ作ったんだけど、同じ48目でもけっこう違うんだよね。片方は途中で切ったからってのもありそうだけど、ずいぶん違うもんだなぁと思ったよ。これも先生が言ってたことだけど、実際に違いが確認できた。本当に違うもんなんだなぁ。…指の微妙なむくみとかが原因?
だから、二つ一組のものを作るときには同時に進めていくか、最初の数段だけその日のうちに作ってしまうのがいいんだと思う。
今後、靴下などを作る際に念頭に置いておきたいね。
とりあえず、セーターづくりは引き続きゆっくりとやることとして、
今度のニットカフェにはスミグマスクヴィルクニングの針を何本か作って持っていきます。
今2本しかないので、もうちょっと作っていきたい。
寒いけど。
っていうかスミグマスクヴィルクニングの予習できてない!まずい!
いろいろ忙しいぞ!