ノールビンドニング - 12時間目と、DIY雑感 -

ノールビンドニングでポットカバー

 ノールビンドニングは続いている。とても楽しい。

9月22日19時現在でおよそ12時間、練習していることになる。おそらく連休で「とりあえずの20時間」は過ぎると思う。それほどにハマっている。また、学習のほうも(多分)良い調子で進んでいて、上の写真のようにポットカバー制作を狙えるくらいにはなった。具体的には、どう編めばカーブが作れるのか、立体的な形が作れるのかという理屈が馴染んできた段階だろうか。まだまだ多くの技術が待ち受けているけれど、とにもかくにも「自分の思い描くものを形として表現できる」という最初の、そして大きな、一歩は踏みだせている。

DIY、クラフト系の趣味の最大の障壁はこの「自分が実際に何か創れるようになるまでのハードルが高い」ことだと思う。

この趣味をするにはまずあの練習を、その道具を、このマインドを…とやっているうちに情熱が失われていく。情熱はすなわち学習効率ともいえると思う。

もちろん基礎や基本、作例をまねることはとっても大事だけど、どこかでレゴや粘土のように、自由に形を作る段階を早いうちに経ておくと情熱は長続きするんじゃないかと思う。

実際自分も、テキストにあった「ハートのモチーフを作ってみよう」で、こう、かなり、挫折しかけた。そもそも、ハートに情熱を向けられなかったからね!いや、ハートは情熱だが!ハートはあるが!なんというのか、こう…目的のミスマッチがあったのではないかと思う!ノールビンドニングは楽しい。上達は楽しい。しかし、上達したとして、俺は…これを作ることに情熱を見出せるのか!?という問いが自分の中に生まれてしまい…。

なので、まずは自分の作りたいものを雑ながら作ってみようと。

何も強制されることはないはずだしね。作りたいものは自分で決める。そこで失敗なり課題を見出してこそ、謙虚に学ぶこともできるはず。

そんな気持ちで縫っている。

幸い(?)、ニンテンドースイッチのジョイコンがイカによる度重なる酷使で反応悪くなっていることもあるしな!

俺は縫うぜ。

相変わらず縫い目は安定しないのだけれども。

しかし、DIYやクラフトの何が良いって、「必要ないものを自分で選べる」ことだと思うんだ。

 機能さえ満たせば、見た目はとりあえずおいておく。

 重いものは乗せられないけど、そこは自分で気を付けるから大丈夫。

 すっごい雑だけど、誰かに見せるものじゃないから、達成感を優先する。

商品なら許されなくとも、自分で使う限りにおいては捨てられるものもある。その選択権を自身に取り戻すことが、DIYクラフトの醍醐味ともいえるんじゃないかな。

なので今回は、とりあえず縫い目は犠牲にする!やっていくうちにいくらか改善もされよう!