365日と20日、スプラトゥーンにハマり続けて

昨年の5月28日に発売して以降、大きく人気を博しているゲーム「スプラトゥーン」。

書くのも今更かな、と思ったりもしたけど、7月7日にWiiUスプラトゥーンセットとゲームの登場キャラクター・シオカラーズのアミーボが発売されたり、サントラ第二弾が出たり一番くじが登場したりと、発売1年を経てまだまだ盛り上がりを見せている。

明日、6月18日には「きのこたけのこ戦争」が開幕するしな!

スプラトゥーンは…と今更俺が書くこともなく、その魅力についてはよく知られたゲームになったと思う。2014年のE3での最初のトレイラーが出てから多くの人が「なぜスプラトゥーンは面白いのか?」を語ってきた。スプラトゥーンは「面白さを語りたい」「自分の体験を聞いてほしい」「新しい発見を共有したい」という非常にポジティブな波及が波及を呼んだ昨今稀にみるモンスターゲームだと思っている。イカだけども。

スプラトゥーンのキーワードは「楽しそう」に尽きる。

開発者も、プレイヤーも、ゲームデザインも、イカちゃんたちも、音楽もなにもかもが「楽しそう」で、実際楽しくて、その姿がまた周囲に楽しそうに映る。こういう流れこそが理想的な「ブーム」なのではないかな。もちろん問題はないとは言えないが、個人的には些細なことだと思う。

スプラトゥーンWiiUというゲームハードを最大限イカしたゲームで、その点からいってもスプラトゥーン任天堂にしか作れなかったろうと思う。任天堂の宮本氏が以前どこかで言っていたけど、「作りたいソフトを作れるようなハードを作っている」といったようなことを言っていたけど、まさにそれが結実したようなゲームだ。テレビと手元のパッドを見比べるのにリスクが存在するデザインや、手首を入力装置として使う仕様、miiverseの存在などなど、ここでは語りつくせぬほどに上手くハマったつくりをしている。大好きだ。とても好きなゲームだ。もしかすると、今まで一番プレイしたゲームかもしれない。

 

などと、長々といくらでも書いてしまえるんだが…

 

とりあえず、俺はダイナモローラーの話をするぞ!

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ダイナモローラー!

ダイナモローラーだ!

戦いはダイナモローラーだよ兄貴!

画像が荒くてスマンが!俺のプロジェクターはHDじゃなくてな…!

スプラトゥーンは「インクを塗りあう」というゲーム特性上、登場するブキたちは塗ることや液体をぶっかける道具をモチーフにしている。

100均で撃ってるような水鉄砲、ちょっと高価な水鉄砲、ウォーターサーバー、筆、バケツ、放水ホース、マーカーペン、高圧洗浄機、エアブラシ、そして、インクを塗り広げるためのローラーがある。

ダイナモローラーとは、このインクを塗るローラーに(何を思ったか)発電機を付け、遠くまで大量のインクをぶちまけることを可能にした暴力的なブキだ。実に魅力的だろう…?

 この破壊的なブキに出会って俺のイカ人生は一変した。

使えば使うほどに手に馴染むダイナモに俺は完全に魅せられ、あらゆるバトルが、あらゆる行動が、果ては現実にまでそのダイナモ感覚が押し寄せてくる。

他ブキを使っていても、普段の生活でも、

「今のはダイナモなら確実に殺れた」

「俺がダイナモを使っていればこんな展開には…」

ダイナモならこの味方を救えたはず」

ダイナモならチャージャー(スナイパー)の狙撃も楽に躱せたのに…!」

「この人混みにダイナモを打ち込んでみたい」

「満員電車の中をダイナモで塗りつぶしたい」

「特技はダイナモローラーとありますが?」「はい、ダイナモローラーです。広範囲にインクをばら撒き、ナワバリを広げることが出来ます」

などという、ダイナモ禁断症状とも言うべき感覚が俺の脳を襲う。

ダイナモはいわばスプラトゥーン界のザンギエフだ。得意不得意がはっきりしていて、使い手を選ぶ。そして、状況にハマった時は恐ろしく強い。

そんなロマンあふれるダイナモローラーを使い続けて1年。ダイナモ使いとしてはなかなかのモノ担ってきたのではないかと自負している。(失った時間は思い出となり、俺の中に脈々と生き続けるので、無駄な時間を過ごしたとは思わないぞ!あぁ、本当にな!)

ダイナモは視野の広さが何より大事だ。そして、これはゲームに限らず、勉強でも仕事でもスポーツでも、あらゆる分野に言えることだと思うが、熟達すればするほど視野が広くなる。見えなかったものが見えてくる。気づかなかったことに気づけるようになる。ダイナモを使っていて最も気持ちの良い瞬間は、「敵の姿が見える瞬間」だ。裏に回る敵、壁に潜んで近づく敵、潜伏して奇襲を狙う敵、それらが見えるようになってきた時、「あぁ自分は上達したんだな」と実感できた。

それらの敵の行動を予測して「見えているぞ!」インクを浴びせかける瞬間は最高に楽しい。チャージャーのチャージが完了した時の光、インクを泳ぐ音、潜った瞬間、復帰してくるまでの時間予測など、あらゆる情報をイカして敵と対峙するその瞬間が何よりも楽しい。

どちらがより多くの情報を得、適切な対応に出ることができるか。

この駆け引きの面白さは、久しく忘れていたゲームの興奮を思い起こさせてくれた。

ダイナモローラーの戦術とか、いろいろ書こうかとも思ったが、半端ではなく長くなりそうなので!

とりあえず、明日の戦争のために俺は準備をしようと思う。