ゼノブレイド2のトラとハナ

俺はロボットが好きだ。 いや現実の、技術的経済的な意味でのロボットではなく、物語としてのロボットが俺は好きだ。それはもう、大変に。 きっと同志は多くいると思う。 古くはギリシャ神話のピグマリオンや、オランピアに恋したホフマン、理想の人間を創造…

ヴァイキングのように角を

金属の針を作っていたちょうどそのタイミングで、友人から 「水牛の角のかんざしをなくしてしまったので、かんざしを作ってほしい!」 と頼まれた。 …角! ちょうど「かんざしにも使えるかも」と針を作りながら思っていたところだし、何より今、俺の中で角は…

ついに金属に手を出してしまった

ノールビンドニングをやっているのか、ノールビンドニング用の針を作っているのかわからないくらい両者を並行してやっている気がする。 そしてこの度、ついに、金属に手を出してしまったよ…! このままあらゆる材質に手を出してしまいそうな勢いでは、あるな…

羊角クラフト - 研磨という魔力 -

前回、羊の角でノールビンドニング用の針を作り、800番の紙やすりをかけるところまでいったんだけど。 通常の木工であれば800で十分すぎるくらいなので、これまでは800番以上のやすりをかけることはなかった。 もちろん、1000、2000までやすりをかける人もい…

羊角クラフト - アンドロイドならずとも羊の夢は -

11月19日にpresseさんで行われたニットカフェに参加してきた! 参加はこれで二回目なんだけど、何せ俺は編み物の基本を全く知らない男。果たしてどういうスタンスで参加するべきなのか未だわかっていないという、圧倒的借りてきた猫感を醸し出しつつの参加だ…

ハロウィーン、クリスマス、お葬式…無節操に見えるけど、実は中身は儒教で一貫している

ハロウィーンが過ぎ、クリスマスに向けて加速していく2017年。 最近ではクリスマスの前の準備期間である「アドベント(待降節)」も徐々に商業イベントとして注目されるようになってきたね。そのうちアドベント期間中に食べるシュトーレンがコンビニで売られ…

ノールビンドニング - 長い毛糸を折り返して短く使う方法 -

ノールビンドニングをやっていると、「可能な限り毛糸を長く使いたい」と思うのは多分、全世界共通の認識だと思う。 俺もそうだし、これを読んでいるあなたもそうだろう。そして当然ながら、1000年以上前の人もそうだっただろう。 長い毛糸を上手に折りたた…

失われないものを求めて

コンビニのお手洗いで用を足したとき、俺は気がついた。 俺に残されている時間は、どうやら少ないことを。 もってあと一年か…あるいは…。 確実に髪の毛が減っている。 いや減っているというものではない! 明確に、「無さ」が! 「無」が! 増えてきている!…

ノールビンドニング - クロトーのようにつないで -

ノールビンドニング、この素晴らしい技法を学んでいくうえで、俺には一つの懸念があった。 それは、「何度も何度も毛糸をちぎってつなぐ作業をする必要がある」ということ。 ノールビンドニングは縫い物に近い編み物なので、通常のニッティングのように毛糸…

ニットカフェに参加してきたこと 毛糸ちぎり機との別れ

先週、ぎっくり腰に倒れた俺は、ベッドから抜け出すまで実に10分間を要して立ちあがり、リハビリを受けるべく地元で評判の整形外科へ向かった。 (どうでもいいけど、タクシーの運転手さんはラーメン屋に詳しいというまことしやかな噂があるけど、実は腰痛の…

自分の世界が一気に広がる時の、怖ろしさ

こちらの匿名ブログを読んだ。 anond.hatelabo.jp 内容は…すごく普通だ!いや、決して悪い意味ではなく。 これを読んだとき、いくつもの感想が頭に浮かんだ。 金と権力と経験を持ったオッサンが初心者狩りを始めたようだな…! 不倫の毒牙にかからぬように気…

ノールビンドニングでスリッポンを作る

アイディアというのは、 脳の中で十分に情報が整理されていて そのことについて特に何も考えていなくて ちょっとした散歩などの軽い運動をしているときに 全然別のものを考えたり見たときに突如降りてくる ものだと思っている! 実際、人間の脳というのは何…

ノールビンドンング - 驕りと慢心 ダラーナステッチを習得できていなかったこと -

ベレー帽をダラーナステッチで作っていて、どうも、ずっとしっくりこない何かを感じていた。 何か、違う気がする。 これで本当にいいのか? 自分はできているのか? 確かに、サムループとワーキングループは正しい。針の動きも正しい。 しかし、いつものお姉…

ノールビンドニングの作り目のための練習

ノールビンドニングで一番難しいのは、編み始め縫い始めの「作り目」。 この最初のステップがとにかくわかりにくいのが大きなハードルになっている。 俺もそうだったし、先生たちもそうだったらしいし、今まさに躓いている人がいるし、きっとこれは全世界的…

ノールビンドニング - 最古のステッチと、毛糸ちぎり機デビューのこと -

俺は一つの野心を胸に、今週という10月の第三週を迎えていた。 それは、「ベレー帽を作りたい!」という野望である。大したことない野望だが! これからの北海道は日ごとに寒くなり、またそれに呼応するように、俺の…あれだ、その、頭髪が!はらりと儚く秋露…

ノールビンドニング- まだ見ぬステッチを求めて、ステッチ情報サイトを探す -

先日、ダラーナステッチを曲がりなりにも習得することができたんだけど(ダラーナステッチって名前であってるのかな?)、それでもまだ俺の使えるステッチは5種類なわけで。 今のところ1000種類以上見つかっているといわれるノールビンドニングのステッチの…

ノールビンドニング - 1か月、50時間の成果 -

突如、ノールビンドニングを始めることを決意して約1か月。 手元の手帳によると、50時間くらいはやり続けているらしい。学習だとかそういうことではなく、純粋にハマってしまっている! ノールビンドニングの効用として、作業中は完全に手がふさがるのでお菓…

ノールビンドニング - 鹿角クラフト -

鹿角(ろっかく)と聞いてテンションが上がる人はどのくらいいるだろう。 かつてハドソンから出ていた「桃太郎伝説」の主人公・桃太郎の必殺技が「ろっかく」である。 ・・・電鉄じゃなくて伝説な!電鉄のほうがスピンオフ作品だぞ! 「だだぢぢ」のほうが強…

忘れかけていた赤い箸

ノールビンドニングとその針づくりにすっかり夢中になっていて、針と毛糸が増えて行く毎日なんだけど。 今週は、「やはり、針にはルーン文字を入れたいな!?」ということで、白い木の針を作ってた。白いといっても、あくまでも木だから木相応の色になるんだ…

ノールビンドニング - 縫う上でこんなことに気づきました -

ミテーヌを作り終え、さてそれでは次は何を…と、あらたな題材を探しに「nalbinding」であれこれ検索するこの週末だったんだけど、ふと、あまりに性急にやりすぎている気がして、いつか揺り戻しが来たら怖いなぁ…と、不安になってきたところではあるんだけど…

ノールビンドニング - 今までに作った針 -

個人的に、「編み物をやるひとは、指の関節を使って糸を抑える独特の動きをする」とずっと思っていたんだけど(母がそうだった)、ここ数日まさに自分もそののような手の動きをするようになってきて「俺もいっぱしの風を吹かせるようになってきたか…」と感慨…

ノールビンドニング - ポットカバーの完成と、最初の20時間の終わり -

「全くやったことのないものでも、20時間練習したらかなり上手くなれる」 という説に感化されて始めたノールビンドニング。 20時間が昨日、終わった。 やっていくうちに自分との相性がとても良いことが分かってきたので、ほとんどつまづくことなくここまで来…

ノールビンドニング - ワークショップで北村系子先生に教わったこと -

札幌の円山にあるpresseさんで行われた、ノールビンドニングのワークショップに参加してきた。 こちらの本「はじめてのノールビンドニング 縫うように編む、北欧伝統の手仕事」の著者の一人の北村系子先生がいらっしゃるということで、独学で変なクセをつけ…

ノールビンドニング - 毛糸ちぎり機の悲劇と、簡単に毛糸をつなぐ方法 -

全く新しいことを始めようと、ノールビンドニングを始めてから約15時間。 「とりあえず20時間」まであと5時間だけど、この段階ですでに結構身についている感はあると思う。ポットカバーもまもなく完成するし。縫い目はまだまだ安定しないけど、私的な使用に…

ノールビンドニング - 12時間目と、DIY雑感 -

ノールビンドニングは続いている。とても楽しい。 9月22日19時現在でおよそ12時間、練習していることになる。おそらく連休で「とりあえずの20時間」は過ぎると思う。それほどにハマっている。また、学習のほうも(多分)良い調子で進んでいて、上の写真のよ…

うまいことを言う技術

ある意味で、現代は「うまいことを言う時代」なのかもしれない。 SNS、特にTwitterは「うまいこと」で溢れている。うまいことを言い続ける人が数十万フォロワーを手にし、うまいことまとめて出版したりもしている。 ネットの発達によって、誰もがうまいこと…

学習曲線への挑戦 -ノールビンドニングを始める…ための準備をする-

「何かの技能を身に着けるには、10000時間の学習が必要である」 というまことしやかな説がある。10000時間。3~5年、がっつり取り組まねばなしえない数字だ。 しかし一方で「とりあえず1500時間」だとか「500時間だな」みたいな話もあって、目前の8~12時間…

「なぜ人を殺してはいけないか?」を、人類社会のジェネシックコードを用いて説明してみる

しばしば話題に挙がるこの問い。 時には酒の席で、時にはSNSで、掲示板で、それぞれの思うところの意見が飛び交う。 この問いを通じて、互いのうちの価値観がおぼろげに見えてきたり、あるいはあえて極論を投げ込んでその場を活性化させたりもする。何にして…

心は几帳面だけど行動は大雑把な自分に最適な「全肯定ノート」・トラベラーズノートを手にして

散らかった部屋や不安定なモノを見るときちんと整理したくなる几帳面マインドがある一方で、気がつくと部屋には本やメモ、買ってから一度も開封していない袋、オシャレなはずなのに完全に場所を間違えている小物が散乱する。そんな人はきっと俺だけではない…

不愉快な言説を脳内でミュージカルに変換してしまうと健康に良い

ネットを眺めていると必ずぶち当たるのが、不愉快な煽り叩きにヘイトに差別。 ここ数年はこれがもう本当に嫌で、ネットで情報収集も積極的に行わなくなった。何かしらの意見表明を見れば、それに対するリプライも予想できるし、そのやりとりをまとめてさらに…