社会

バンクシーの絵は、「スーパーマン」を描いた絵である(と、自分の中で決着がついた)

バンクシーが新型コロナウィルスと戦う医療従事者への応援メッセージとともに、病院に寄贈した「ゲームチェンジャー」と題されたこちらの絵が話題になっている。 www.bbc.com アーティストが、奮闘する「ヒーロー」に作品を贈る…というのは特に不思議なこと…

爽やかなハッピーエンドとして見る映画「ミッドサマー」

( Midsommar | A24 ) 映画「ミッドサマー」を見た。 いやぁ、すごい映画だった。 「北欧スウェーデンの小さな共同体を舞台とした閉鎖環境ホラー」 「随所にルーン文字が登場し、舞台装置の一つとなっている」 という情報だけで見に行ったのだけれども…。 閉…

自民党の問題は、そもそも自民党が万人向けの政党ではなかったからなんじゃないかな、という話

昨今の自民党の政治について、 いろいろ言いたいこととか、あーーーーーもうっ!!っていうのはあるけれど、とりあえずそれはひとまず置いておくとして。 たぶん近年の自民党のいろいろな問題というのは、そもそも自民党が万人向けの政党ではなかったという…

ラブライブのパネルの問題は記号的表現の認識の違いが原因だと思う

「ラブライブ!サンシャイン!!」キャラクター・高海千歌が沼津のJAとコラボしたパネルが「性的である」として炎上した件について。 …と言うか、宇崎ちゃんのポスターとか、それ以前にもあった、いわゆる「公共の場に不適切」とされるアニメマンガ的な表現にか…

その性善説はブラックリスト方式

最近…とみに"性善説"、"性悪説"という言葉が苦手だ。 その言葉を聞くだけで「うぉっ…!来たか!」と身構えるほどに。 恐るべきは人の言の葉。 繰り出される言葉に潜む真の意味に、太古の昔に言語を獲得して以来俺たちは翻弄され続けている。 「yajulくんは性…

ハロウィーン、クリスマス、お葬式…無節操に見えるけど、実は中身は儒教で一貫している

ハロウィーンが過ぎ、クリスマスに向けて加速していく2017年。 最近ではクリスマスの前の準備期間である「アドベント(待降節)」も徐々に商業イベントとして注目されるようになってきたね。そのうちアドベント期間中に食べるシュトーレンがコンビニで売られ…

「なぜ人を殺してはいけないか?」を、人類社会のジェネシックコードを用いて説明してみる

しばしば話題に挙がるこの問い。 時には酒の席で、時にはSNSで、掲示板で、それぞれの思うところの意見が飛び交う。 この問いを通じて、互いのうちの価値観がおぼろげに見えてきたり、あるいはあえて極論を投げ込んでその場を活性化させたりもする。何にして…

不愉快な言説を脳内でミュージカルに変換してしまうと健康に良い

ネットを眺めていると必ずぶち当たるのが、不愉快な煽り叩きにヘイトに差別。 ここ数年はこれがもう本当に嫌で、ネットで情報収集も積極的に行わなくなった。何かしらの意見表明を見れば、それに対するリプライも予想できるし、そのやりとりをまとめてさらに…

戦闘中にその場でリスポーンする不死者の戦い マンガ「亜人」を読んで

マンガ「亜人」をコミックス8巻まで読んだ。 以前4巻まで読んでいたのだが、この度一気に読んできた。闇を包帯で巻き包んだような「黒い幽霊(ゴースト)」が印象的な表紙に「これは期待できそうだ!」と惹かれたのが発端。期待通り、とても面白い作品だった…