ひらめき

バンクシーの絵は、「スーパーマン」を描いた絵である(と、自分の中で決着がついた)

バンクシーが新型コロナウィルスと戦う医療従事者への応援メッセージとともに、病院に寄贈した「ゲームチェンジャー」と題されたこちらの絵が話題になっている。 www.bbc.com アーティストが、奮闘する「ヒーロー」に作品を贈る…というのは特に不思議なこと…

ラブライブのパネルの問題は記号的表現の認識の違いが原因だと思う

「ラブライブ!サンシャイン!!」キャラクター・高海千歌が沼津のJAとコラボしたパネルが「性的である」として炎上した件について。 …と言うか、宇崎ちゃんのポスターとか、それ以前にもあった、いわゆる「公共の場に不適切」とされるアニメマンガ的な表現にか…

ルーン文字のセミナーに行ってきた① - 何よりも重いもの -

ルーン文字。 これほどオトコノコのココロをくすぐる言葉があるだろうか? いや男の子ででなくとも、心にときめくものはあるはずだ。 魔術とか神話とか星座とか鉱石とか天使とか悪魔とか、そういう妖しげなモノに心を躍らせていたかつての少年少女になら、こ…

構造から読む、「スラムダンク」のエンディング

少し前に、久しぶりに「スラムダンク」を読み返した。 最近(ここ十年くらい?)は単行本40巻50巻は当たり前のようになっている中で、31巻で終わるスラムダンクは「え、もっと長かった気がするんだけど、1試合の分量ってたったこれだけだったっけ?」と驚く…

ノールビンドニング - 五本指手袋を何とかして作る -

メリークリスマス! クリスマスを越えればもうすぐそこに2018年が待ち構えているわけだけれども。 みんなは今日という聖夜に、誰と手をつないで過ごすのでしょう。 いいクリスマスであることを祈るぜ! 俺は… 俺は、今年のクリスマスに俺と手をつなぐのは… …

依って立つモノ

ゼノブレイド2に引き続きハマっている俺ですけれども。 やー、やはり、こう、王道のボーイミーツガールなRPGはいいよね。ちょっとホムラちゃんとヒカリちゃんの格好が心配になってくる感はあるけど。すごい露出。未だに慣れないが! ゲームとしては非常に、…

ハロウィーン、クリスマス、お葬式…無節操に見えるけど、実は中身は儒教で一貫している

ハロウィーンが過ぎ、クリスマスに向けて加速していく2017年。 最近ではクリスマスの前の準備期間である「アドベント(待降節)」も徐々に商業イベントとして注目されるようになってきたね。そのうちアドベント期間中に食べるシュトーレンがコンビニで売られ…

失われないものを求めて

コンビニのお手洗いで用を足したとき、俺は気がついた。 俺に残されている時間は、どうやら少ないことを。 もってあと一年か…あるいは…。 確実に髪の毛が減っている。 いや減っているというものではない! 明確に、「無さ」が! 「無」が! 増えてきている!…

自分の世界が一気に広がる時の、怖ろしさ

こちらの匿名ブログを読んだ。 anond.hatelabo.jp 内容は…すごく普通だ!いや、決して悪い意味ではなく。 これを読んだとき、いくつもの感想が頭に浮かんだ。 金と権力と経験を持ったオッサンが初心者狩りを始めたようだな…! 不倫の毒牙にかからぬように気…

ノールビンドニングでスリッポンを作る

アイディアというのは、 脳の中で十分に情報が整理されていて そのことについて特に何も考えていなくて ちょっとした散歩などの軽い運動をしているときに 全然別のものを考えたり見たときに突如降りてくる ものだと思っている! 実際、人間の脳というのは何…

「なぜ人を殺してはいけないか?」を、人類社会のジェネシックコードを用いて説明してみる

しばしば話題に挙がるこの問い。 時には酒の席で、時にはSNSで、掲示板で、それぞれの思うところの意見が飛び交う。 この問いを通じて、互いのうちの価値観がおぼろげに見えてきたり、あるいはあえて極論を投げ込んでその場を活性化させたりもする。何にして…

不愉快な言説を脳内でミュージカルに変換してしまうと健康に良い

ネットを眺めていると必ずぶち当たるのが、不愉快な煽り叩きにヘイトに差別。 ここ数年はこれがもう本当に嫌で、ネットで情報収集も積極的に行わなくなった。何かしらの意見表明を見れば、それに対するリプライも予想できるし、そのやりとりをまとめてさらに…

スプラトゥーン2はマニューバーを基準として調整されている、と考えるとしっくりくる。

発売から一週間経ち、評価が固まってきた感もあるスプラトゥーン2。 わずか一週間の間にブキ追加2種、第一回フェスの発表、そしてバランス調整が早くも入るなど、イカ研究所の気合も感じられる本作。 個人的に驚きだったのは、「なぜこういうバランス調整を…

武将の「名前」で楽しむ三国志 -主人公の蜀-

無双したりカードゲームになったり女体化したりと忙しい三国志の武将たち。 「文醜」とかものすごいイカツイ名前でも美少女になったりするから面白い。 もうすっかり「そういう名前のもの」として、記号として受け入れられている感がある。まぁそれについて…

エクスカリバーは本当に、本当にすごいんだという話

先日、「刀の鞘職人」に会った。 刀の鞘を作る職人。ちゃんと実在する。 考えてみれば当たり前だ。刀鍛冶がいて、研ぎ師がいて、それで刀が出来上がるわけじゃない。鍔職人もいるだろうし、目釘を作る人も多分いるだろう。刀身本体は長持ちしたとしても、そ…

メルカリには夢がない

もちろん、比喩ではなく、メルカリには夢が売っていないというそのままの意味で。 今朝がたこんな夢を見た。 悪い夢の話をこんなにも詳細に書こうと思ったのは、「悪い夢は人に話せ。いい夢は話すな」と言うし、実際誰かに話した方が気が楽になるから。また…

千利休の役割と朝鮮出兵 それと、秀吉が好きになってきたこと

千利休とは何者で、何をして、なぜ処刑され、なぜそのあと秀吉が「暴走」したのか。 千利休といえば安土桃山時代を語るに絶対に外せない人物だ。というかそもそも「桃山」である伏見城のしつらえは利休好みに作られたので、彼こそが桃山文化とも言える。 し…

「同居人の大事なものを捨てる人」の気持ち

電車の模型、収集品、思い出の品などなど、こういった大事なものを同居人に買って捨てられてしまった、という話はどこかで見聞きしたことがあろうと思う。おそらく最も有名なのは、「鉄道模型を捨ててから、夫の様子がおかしい」かな。旦那さんの大事にして…