時を旅する木簡ノートを作る。 -木簡風トラベラーズノート 激光篇-

トラベラーズノート…。 それは…人生を旅する者の傍らにあり、その旅路を見守るノートである…。 旅人はその記憶をこの一冊のノートに託し、次なる旅へと思いを馳せるのである…。 と、いう感じに…黄昏れたくなるのがトラベラーズノートだ! 手帳界隈ではなかな…

アメリカは自由なキャンバスである、という幻想が燃えている。 バンクシーの新作を観る。

www3.nhk.or.jp バンクシーの絵が燃えている。 単純に旗が燃えている絵ということでもあるし、「今までのバンクシーとは違う」と感じた人たちが拒否反応を示しているということでもあるし、おそらくバンクシー自身の心も大きく燃え上がっている。 そういうわ…

パイロットの万年筆・カスタムシリーズのキャップを分解する

果たしてどれほどの需要があるかは不明だけれど、いつか誰かの役に立つかもしれないと思い、パイロット(Pilot)社の万年筆、カスタムシリーズのキャップの分解方法を書き残していこう。 今回はカスタムヘリテイジ912を例に使ったが、他の74とか823も同様の…

素材のパワー99%のホッケの味噌煮で数億年前の恋人に思いをはせる

先日…在宅待機する俺に、突如として木工の師匠から連絡が入った。 「yajulくん、ウドはどうだい」 「UDO!いいですね!あの苦みは…人類を救う救世主となるものですね…!」 「じゃ、持っていくから」 「マジですか!?」 そういうわけで、巨大なウドが15本以…

バンクシーの絵は、「スーパーマン」を描いた絵である(と、自分の中で決着がついた)

バンクシーが新型コロナウィルスと戦う医療従事者への応援メッセージとともに、病院に寄贈した「ゲームチェンジャー」と題されたこちらの絵が話題になっている。 www.bbc.com アーティストが、奮闘する「ヒーロー」に作品を贈る…というのは特に不思議なこと…

ちょっと万年筆の話を。 - 万年筆・Moonman M8 のレビューも兼ねて -

中華万年筆の話をしたい。 そう、中国で作られた万年筆のこと。 でもの前に、いくつか万年筆について話をしようと思う! 万年筆と言うと、どういうイメージがあるだろう。 高級だとか、面倒とか…。むしろそんなにイメージがわかないという人のほうが多いかも…

集中できない人の生きる技術としてのバレットジャーナル

バレットジャーナル。 魅惑の響き。 我々はいつも「これがうまくいけば、全てがうまくいく」という幻想の中に生きています。 あと3kg痩せれば、転職すれば、瞑想すれば、壺を買えば、パワーストーンの力を借りれば、眉毛があと5mm位置が変われば、プチ整形す…

アラビア書道万年筆でシッダマートリカーが7000倍身近になる

前回の記事(↓)に引き続き…シッダマートリカーについて語ろう…! yajul.hatenablog.com そろそろ「シッダマートリカー」という単語にも聞き慣れ、生活の中に自然と溶け込むくらいの感覚にはなっている頃だろうと俺は確信しているが! シッダマートリカーを知…

とりあえず、ノータイムでシッダマートリカーだ。

人間というものは…その人生の中で「あぁ、梵字が書きたい…!」と思う瞬間が、脳の中に必ず訪れるようになっているものだ。 残念ながらな。 これは真理だ。 俺がそうだったし、俺の母親がそうだったし、そして君もそうだ。 そうだろう。 真理だからな…。 とは…

ボビーって…誰なんだ…?謎の「ボビーカスタム アーキテクトニブ」を体験した

万年筆の話である。 そして、今から俺が語るのは、ボビーの話だ。 ボビーというのはつまり、ボブであり、時にはバーティーであり、バートであったりロブであったりする英語の名前のことだ。そしてそれらはすなわち「ロバート」の愛称である。 「ロバート」と…

爽やかなハッピーエンドとして見る映画「ミッドサマー」

( Midsommar | A24 ) 映画「ミッドサマー」を見た。 いやぁ、すごい映画だった。 「北欧スウェーデンの小さな共同体を舞台とした閉鎖環境ホラー」 「随所にルーン文字が登場し、舞台装置の一つとなっている」 という情報だけで見に行ったのだけれども…。 閉…

万年筆のフォルカン(FA)を使い続けて気づいたことを書いてみる。

(文字に特に意味はないです) 「大学に合格した*1んだし、万年筆を買ってくれ!」 と、両親に謎のお願いをしてから20年、万年筆を使い続けてきたのだが。 その最初に買ってもらった万年筆はすごくよくて、10年くらいその万年筆を使い続けたあと、他の万年筆…

自民党の問題は、そもそも自民党が万人向けの政党ではなかったからなんじゃないかな、という話

昨今の自民党の政治について、 いろいろ言いたいこととか、あーーーーーもうっ!!っていうのはあるけれど、とりあえずそれはひとまず置いておくとして。 たぶん近年の自民党のいろいろな問題というのは、そもそも自民党が万人向けの政党ではなかったという…

ラブライブのパネルの問題は記号的表現の認識の違いが原因だと思う

「ラブライブ!サンシャイン!!」キャラクター・高海千歌が沼津のJAとコラボしたパネルが「性的である」として炎上した件について。 …と言うか、宇崎ちゃんのポスターとか、それ以前にもあった、いわゆる「公共の場に不適切」とされるアニメマンガ的な表現にか…

錫のゴブレットにルーン文字を刻む - ピカールで人生は6821倍豊かになる -

毎年…12月から1月の間は「今年(去年)、買ってよかったものリスト」があちこちのブログで紹介されている。 どれを見ても、「おぉ、俺の生活のレベルがアップしそうな逸品ばかりだぜ…!」 とおののくばかりだ。 その潮流に乗って、俺もこの1月の末に、そのよ…

自作のノートを作る - 木工ボンドの神 -

人は何かを求めた瞬間、ゴールのない終わらぬ旅路を歩くことになる生き物である。 アダムとイブが楽園を去ってから、常に人は「The one(理想の何か)」を探しながらも、決してそこに到達しえない苦しみを抱える存在なのだ…。 …かっこよくいってみたけれども…

万年筆 Penbbs 308/266 Autumn を手にした

ペン字を始めて約2か月、ひどい子供文字からそれなりのモノになってきたなと感慨深く自身の成長を振り返るとそこに沸き起こるのは物欲である。 やっぱり、いい道具が…ほしくなってくるよね! プログラムを志すならキーボードにこだわりたくなるし、 筋肉に己…

ラスボスとしての般若心経

例えば、普段の生活や本、雑誌、ネットの記事などで「すべからく」という単語が登場したとき。 んんっ…と身構える人は結構いるはずだ。 「だ、大丈夫だよな?ちゃんと…やってくれるな…?」と、ドキドキしながら文末を待つときのあの感覚。 もちろん、揚げ足…

そして象形文字に行きつく

易経、ルーン文字、そして先日ついに梵字(悉曇文字)にまで手を出してしまい、趣味に忙しくて仕事をしている時間がない男になりつつある。 あ、こないだのモノヴィレッジは楽しかったね! いろいろと勉強にもなったし、これからどんどん出していこうと思っ…

縫うように編む北欧のプリミティブな編み物・ノールビンドニング

ノールビンドニング、聞きなれない発音の言葉ですが、これは「Nål=針」「bindning=結びつける」という北欧の言葉です。 棒針編みや鉤針編みや織りが発達する以前に世界中の地域で行われていた、プリミティブな編み物で、古いものではなんと紀元前6500年の…

それでも除雪機は走る

あけましておめでとう! いやぁ、去年は…いろいろ…あったよね! 婚約したり、婚約解消したり…とかね! 人生というのは面白いよね…! そう思わないとやっていけない部分はあるけど! この激動の人生を…楽しんでいきたいよな…! とりあえず、去年後半全然やれ…

クリスマスは、パンとワインと

クリスマス。 そう、季節はまさにメリークリスマス! 大人にとっては楽しくも忙しい時期であり、 子供にとっては「サンタは果たして実在するかどうか」「目で確認できないものは存在しないといいきれるのかどうか」という形而上学に初めて触れる、人生で最も…

ルーン文字のセミナーに行ってきた① - 何よりも重いもの -

ルーン文字。 これほどオトコノコのココロをくすぐる言葉があるだろうか? いや男の子ででなくとも、心にときめくものはあるはずだ。 魔術とか神話とか星座とか鉱石とか天使とか悪魔とか、そういう妖しげなモノに心を躍らせていたかつての少年少女になら、こ…

木工 - ノールビンドニングのセーターを作るために避けて通れないあのお方 -

タールハルパを作ったよ! 「3弦だからヨウヒッコじゃない?」と思われるかもしれないけれど。 いろいろ調べると、3弦でもタールハルパと表記しているところがおおくって、両者の違いがちょっと判らなくなってきている。詳しい人は解説をしてほしい! とりあ…

信念を杖に セーターを海に

――先日、ニットカフェにて―― 俺「(セーターを作りながら)先生、これ、ヴァイキング的には水通しするときは塩を加えるわけですよね?洗いながら、塩を」 北村先生「海です!」 俺「えっ」 北村先生「海水です!」 俺「ええっ(あれ、ネタじゃ…)」 北村先生…

マツバラヒロコ先生にお会いしたこと。ノールビンドニングでセーターを作り上げたこと。

前回参加できなかったので、ちょっと久しぶりのニットカフェ。 さすがに…そろそろノールビンドニングのセーターを完成させなければならない時期に来ているので…(なんせ取り掛かってもう7か月だぜ)前夜に結構頑張って、一応の完成を見た! やー、長かった!…

木を削ってスプーンを作る - そして男は海岸をめざす -

三連休初日の7月14日、ついに念願の木工教室に行ってみた! 札幌の芸術の森で、月に2~3回開催されている木工自由製作教室。 木工自由制作教室(7月) 【自由制作】 | 札幌芸術の森 これに参加することを待ち望んでいたというわけさ…! 芸術の森では、陶芸、織…

その性善説はブラックリスト方式

最近…とみに"性善説"、"性悪説"という言葉が苦手だ。 その言葉を聞くだけで「うぉっ…!来たか!」と身構えるほどに。 恐るべきは人の言の葉。 繰り出される言葉に潜む真の意味に、太古の昔に言語を獲得して以来俺たちは翻弄され続けている。 「yajulくんは性…

ドリルを駆使してすぐ完成 ~ トラベラーズノートのリフィルを作る ~

ものすごく…久しぶりに更新するわけだけれども…! ちょっと何か緊張するよね…! blogを更新していない間に、ルシェットを作ったりヴァイキングウィービングに手を出したり職場内外に「奴が編み物を始めたらしいぜ…」と周知されたり木工系の学芸員さんと知り…

声だけになった彼女に - スマートスピーカー amazon echo dot -

去年の10月に、Googleから「Google Home」が発売されて以来、俺はスマートスピーカーに大変な興味を抱いていた。 というのも、9月に編み物を始めてから、常に俺の脳を悩ませていた問題―つまり、「編み物をしている最中に、他に何かできないか?」というもの―…